| Q:手術中、痛みはありませんか? | ||
| A: | 歯科治療では基本的に、麻酔をして治療を行うことが非常に多いのです。むし歯の治療で神経の残っている歯を削る時、むし歯が深くて歯の神経を取らなければならない時、歯周病(歯槽膿漏)の治療で歯石を取ったり、歯周外科を行わなければならない時、歯を抜く時など、毎回局所麻酔を行って治療をします。 少し難しいお話になりますが、麻酔をすると痛みを感じなくなる原理について説明いたしましょう。 神経の刺激の伝達は、細胞外のナトリウムイオンが細胞内に流入し、細胞内のカリウムイオンが細胞外に流出する事によって、活動電位が生じ(脱分極という)それにより行われます。局所麻酔はこのナトリウムイオン流入を抑制する事により電位の発生が起こらず刺激の伝達をブロックします。局所麻酔が作用するためには、神経の髄鞘(神経細胞につながっている通路)を通過する必要があります。 局所麻酔はイオン化している部分と非イオン化の部分(塩基)とに分かれて存在していますが、このうち、イオン化している部分は神経の髄鞘(細胞膜)を通過しにくく、塩基の部分がこれを通過し神経細胞内で再び解離してイオン化している部分が神経膜に作用します。 この様な過程によって局所麻酔をすると痛みを感じなくなるのです。さらに、イオン化している部分と非イオン化の部分(塩基)の比率は、酸性・中世・アルカリ性を示す数値PH(ペーハー)によって決まるのですが、局所麻酔を行う部分の組織が酸性であると塩基の部分が少なくなるのです。ですから神経の髄鞘(細胞膜)を通過する塩基が少なくなり、局所麻酔が効きにくくなるのです。即ち炎症の起こっている部分というのがPH5.5〜5.6になっていて酸性であるから局所麻酔が効きにくいのです。 インプラント手術を行う部位というのが、基本的に歯も無く、歯肉だけがある部分、すなわち炎症の起こっていない部分であります。ですので手術を行う前にしっかりと麻酔をすれば十分にその効果を期待できます。ただし、手術が始まるとメスなどで歯肉を切ったり出血も多くなるので麻酔が通常の治療に比べて早く切れます。ですから切れる前に麻酔をしっかりと追加すれば、痛くなく手術をする事ができるのです。 更に、当医院では笑気吸入鎮静法を取り入れています。亜鉛化窒素と酸素を同時に鼻から吸って頂くだけで、緊張がほぐれ痛みも感じにくくなります。全身麻酔ではありませんし、術中、全身管理も必要ありません。ただ少しボーっとするだけで意識もあります。装置を外せば直に普通の状態に戻るので帰宅も直に出来ます。これは恐怖心の強いお子様の治療の時に使用したりもするので、大人の方は基本的にどんな方でも安心して使用して頂けます。また心臓疾患や脳梗塞の既往症のある方でも問題なく使用して頂けます。 | |
![]() |
![]() |
![]() |
| Q14 | Q&A | Q16 |
|
|
| Copyright © 2007 Katsuragi Dental Clinic. All Rights Reserved. This web site is written in Japanese only. |